2008年9月14日日曜日

The Cure/Faith

81年。3rdアルバム。





日本盤の帯の文句は、『ザ・キュアーの音楽は夢の描写。その夢とは、社会に隷属している人々の聖なる「理性」。そして、不安・抑圧の表現』

キーボード奏者のMatthieu Hartleyが脱退し、再びスリー・ピースに戻り制作されたアルバム。

前作"Seventeen Seconds"の路線を発展・継承した内容で、初期の傑作との呼び声が高い。

アルバム最後に収録されている"Faith"はRobertの思い入れが特に強いらしく(Robertの宗教観を唄ったものとのこと)、度々ライヴのラストら辺で演奏され、Robertが感極まって号泣したりといったこともあった。

初期では次作"Pornography"と並び、Robert自身の評価が高い作品でもある。

奇妙なスリーヴデザインは、Robertが見た夢の情景を描いたものだ、とどこかで読んだ記憶がある。

カセットテープ版はSimonの兄Ricが制作したというアニメーション・フィルムのサントラ"Carnage Visors"が収録されていた。

20分以上のインスト曲で、緊張感あるミニマルなフレーズが少しずつ変化しながら延々と繰り返されていく、非常に完成度の高い楽曲である。

収録曲

01: The Holy Hour
02: Primary
03: Other Voices
04: All Cats Are Grey
05: The Funeral Party
06: Doubt
07: The Drowning Man
08: Faith

参加メンバー

Robert Smith
Simon Gallup
Laurence Tolhurst


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