2008年9月14日日曜日

Curve/Doppleganger

1992年。Toni HallidayとDean Garciaの二人を中心としたバンドの1st。





90年代初頭といえばMy Bloody ValentineやLush、Rideなど、シューゲイザーと呼ばれるノイズギターバンドの全盛期で、このCurveもその一つとして括られていたが、残念ながらその中では一番マイナーな部類に入る。

このアルバムを始め、非常に完成度の高い作品を連発しながらいまいちブレイクしきれなかった原因として指摘されているのが、ライヴが下手、ダークすぎる、メッセージ性に欠ける、などなど。

だが個人的には、この1stアルバムでその音楽性が完成されてしまったことに原因があると思う。

結局、これ以降というのはこのアルバムを超える発展をすることができず、バンドとしての幅を広げることができなかったのだ。

しかし、昨年解散するまで一貫した音楽性と楽曲の高い完成度を保ち続けたのは凄いことだと思うし、そういう意味でもCurveというバンドはもっと評価されてしかるべきだとも思う。

後年、Curveを大衆向けにしたようなGarbageというバンドが出てきてブレイクしていたが、自分としてはGarbageのいかにも時代に迎合した感じが肌に合わなかった。


収録曲

01: Already Yours
02: Horror Head
03: Wish You Dead
04: Doppelgänger
05: Lillies Dying
06: Ice That Melts the Tips
07: Split Into Fractions
08: Think and Act
09: Faît Accompli
10: Sandpit

参加メンバー

Toni Halliday: voices and words
Dean Garcia: played bass, guitar, keyboards and programmed drums
Debbi Smith: played guitar
Alex Mitchel: played guitar
Alan Moulder: played guitar
Monti: played drums

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