1984年。3rdアルバム。
Elizabeth FraserとRobin Guthrieの夫婦コンビを中心としたCocteau Twinsは、80年代英国のインディーズシーンを代表するレーベルの一つである4ADの看板バンド。
彼らの存在が当時の4ADの耽美路線を決定付けたといわれる。
ギリシャ神話の神々の名前を曲タイトルに冠した本作は、まさしく神話のように静謐で神々しく、時に狂気すれすれの緊張感に溢れていて、非常に完成度が高い。
ファンの間では、本作と85年のEP "Aikia-Guinea"を最高傑作とする声が強い。
個人的にも、2ndまではポジパンの影響が抜けきっていなくてちょっと退屈で、また本作以降はどんどん毒が抜けて聴きやすくなってしまったので、本作のポップさとダーク加減のバランスが一番丁度いい。
そのバランスさ加減は、本当に奇跡的と思えるほど。
"Lorerei"や"Aloysius"なんかは何度聴いても飽きない。
ちなみにスリーヴはおなじみ23 ENVELOPEが手がけており、いつも通り素晴しい出来。
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