2002年。5thアルバム。
ネットでのみ販売された事実上のラストアルバム。オリジナルアルバムで唯一シングルカットがない。
「新しい冒険」という、バンドの新展開を期待させるようなタイトルだったが、結果的にはそれはToniとDeanが袂を分かつということだったようだ。
二人はCurveの前にもState Of Playというバンドでプレイしていて、結局それも合わせると3度解散別れを経験しているわけで、となればもう一度...と淡い期待をしてしまうのがファン心理なわけだが、解散後の二人の動向を見ている限り、どうやらそれはなさそうな雰囲気だ。
(解散の理由は音楽的志向の違いらしく、確かに現状の二人の活動を見ている限りではToniはヴォーカルをメインに据えた静かめな音楽を、DeanはCurveのノイズ路線を継承しており、その一端が窺える。)
内容はダウナー系のエレクトロニカ。
いつもながらレベルは高いのだが、Toniのヴォーカルは初期のようなメロディに起伏があるアッパーな曲の方が映えるんじゃなかろうか?というのが正直な感想。
とはいえ、"Signals and Alibis"や"Sinner"のようなひたすらダウナーな曲は個人的に大好きなので、この路線で続けてもらえればそれはそれでよかったと思いつつも、それだと絶対地下活動からは抜け出せなかったであろう気もする。
アルバム最後の曲"Joy"は初のDeanのヴォーカル曲。通して聴いているといきなり別バンドの曲になったような場違い感が味わえる...。
収録曲
01: Answers
02: Till The Cows Come Home
03: Every Good Girl
04: Cold Comfort (Deepsky Remix)
05: Star
06: Nice and Easy
07: Signals and Alibis
08: Sinner
09: Joy
参加メンバー
Toni Halliday: Vocals Lyricxs
Dean Garcia: Bass Drums Guitars Vocals Programming
Alan Moudler: Additional Guitars and FX
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