1990年。1stアルバム。
S E Xは90年代初期に活動していたBravo(ブラボー小松)とAsakura(朝倉光洋)によるバンド・ユニット。
そのあんまりにもなバンド名は"Sensational Electric Xtasy"の略だそうだが、正直この名前のせいでキワモノ扱いされて、相当な損をしているんじゃないだろうか。
ま、本人たちは全く気にしていなそうだが。
本作で展開される、硬質なデジタルビートと時に攻撃的に、時に扇情的に絡みつく轟音ギターという構図の元ネタは、当時シーンを席巻していたJesus JonesやEMFなどの、ハウス/テクノやヒップホップとギターロックをミックスした所謂ミクスチャー系の先駆と呼べる存在であろうと思われる。
2ndのテーマをS e x&Dragとするなら、この1stはS e x&SMってとこだろうか。
一番の聴き処はやはり、アルバムラストに収録されているオルガズムへと達する喘ぎ声がバックのインスト曲"6/8 S E X"でしょう。
S E Xの存在を初めて知ったのは、Java TeaのCM曲に彼らが起用されていたからだったと記憶している。
確か、画面の片隅に"Music by S E X"とかいうテロップがあって、当時お年頃であった自分は敏感に反応したのだった。
ちなみにそのCMに使われた楽曲("FLOWERS NOTE")はアルバムには収録されておらず、8cmシングル盤のみでのリリースとなっている。
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