2014年2月24日月曜日

The Cure in Fuji Rock 2013 Report #3

全三回に渡ってお送りする、The Cure in Fuji Rock 2013のライヴレポートの第三回目です。

第一回目はこちら
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25曲目は"One Hundred Years" (4th "Pornography" ('82) 収録)。

気づくとRoger O'Donnellがステージから姿を消していて、キーボードなしで演奏されました。

"もしや体調不良にでもなったのか!?"と心配しましたが、次の曲では何事もなかったように戻ってきました。

バンド最年長なので小休止していたのでしょうかね。

26曲目は"Disintegration" (8th "Disintegration" ('89) 収録)。

本日のセットリストは"Disintegration"スタイルなので、この曲がアンコール前のラスト曲となります。

時間は23時半を過ぎており、ここまでで2時間経過している上で全長8分となる本曲ですが、メンバーはまったく疲れを見せません。

なんという人たちだ...。

"Disintegration"はRobert Smithが感情をむき出しにするエモーショナルなダークナンバーで、思わずこちらも持っていかれて号泣しそうになります。

最後の"always is"まで全力で走りぬいて、ここでいったん終了。

メンバーは袖に引き上げます。

今日はアンコール何回あるのかな...とか思いながら手を叩いてメンバーが戻ってくるのを待ちます。

27曲目は"Dressing Up" (5th "The Top" ('84) 収録)。

割と短いインターバルでステージにメンバーが戻ってきました。

アンコール第1曲目は"Dressing Up"。

2013年のワールドツアーではこの"Dressing Up"で最終アンコールが幕を開け、その後は怒涛のグレイテスト・ヒッツ10連発で終わるというのが定番なので、この時点でアンコールは1回、残り10曲ということが予測されました。

ちょっと寂しい気持ちになりましたが、まあ36曲といったら他の国の公演にも引けをとらないので、残りの時間を満喫しようと気合を入れなおします!

28曲目は"The Lovecats" (コンピレーション "Japanese Whispers" ('83) 収録)。

日本で"The Lovecats"を演るのは29年ぶりです!

RogerとJason CooperというJazz調に強いラインナップなので演奏も完璧!

29曲目は"The Caterpillar" (5th "The Top" ('84) 収録)。

この曲も29年ぶりです!

"Bestival Live 2011"の演奏も良かったですが、それ以上に素晴らしかったです。

Jasonがドラム叩きまくります。

この人も3時間叩きっぱなしで全然疲れ見せてなくて、本当にすごい体力です...。

30曲目は"Close To Me" (6th "The Head On The Door" ('85) 収録)。

短いインターバルで畳み掛けるようにヒット曲を送り込んできます。

こちらも負けじと残された体力を振り絞りながら踊ります!

31曲目は"Hot Hot Hot!!!" (7th "Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me" ('87) 収録)。

この曲はサビでPVの振りをするのが(自分の中では)定番でして、今回も存分にやらせていただきました。

めちゃめちゃ楽しかったです。

32曲目は"Let's Go To Bed" (コンピレーション "Japanese Whispers" ('83) 収録)。

これまたライヴの定番。

もうこの辺はほとんど記憶残っていないですね...。

33曲目は"Why Can't I Be You?"
(7th "Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me" ('87) 収録)

これまたライヴの定番。

PVの振り付けしようと思っていましたけど、体力の問題もあり自制しました。

34曲目は"Boys Don't Cry"
(コンピレーション "Boys Don't Cry" ('80) 収録)

いよいよラスト2曲前。

The Cure歴史上No.1ポップソングです。

歌っているRobertは50超えていますけど、目を閉じて聴いたらリリース当時とあまり変わっていないように感じられました。

すごいパワーです。

35曲目は"10:15 Saturday Night"
(1st "Three Imaginary Boys ('79) 収録)

ラスト1曲前!

デビューシングルのB面曲です。

もう34年も前の曲なんですが、未だにこうやって愛おしく演奏している彼らは本当に素晴らしい。

36曲目は"Killing An Arab"
(1st "Three Imaginary Boys ('79) 収録)"

いよいよ最後の曲です。

79年のデビューシングル曲で、原曲は音の隙間をうまく利用したクールでシニカルな曲でしたが、この日はめちゃめちゃノイジーで疾走感のある超攻撃的なアレンジになっていました。

最後まで何てすごい人たちだ、と思わず笑ってしまいました。

オーディエンスも大盛り上がりでした!

そして...ついに3時間に及んだ夢のひと時も終焉を迎えました。


演奏終わって、メンバーが袖に戻ったあとに、Robertはステージの左右で手を振ってくれました。

もちろん、"Robert!!"って叫びながら思いっきり振り返ししました。

全然疲れも見せずに、サービス精神旺盛で、本当にすごい人です。

メンバーもみんな楽しそうで、メンバー間の関係もとても良好そうでした。

Reeves GabrelsはRobertのサポートに徹するときと、前面に出て行って弾きまくるときの切り替えが自然で、すごくバンドに合っていました。

正直なところ、Porl Thompsonよりも良いと思っています。

このままパーマネントなメンバーとしてずっといてほしいです。

Jasonはめちゃめちゃ頑張っていました。

バンドに加入して20年近く経つんですが、ようやく真価を発揮したように思えました。

あと、演奏する楽曲の幅広さはJasonの器用さに依存しているところが大きいと思います。

Rogerは本当にいてくれて良かったです。

いるといないでは楽曲の完成度が全然違います。

何より笑顔を一杯見せてくれました。

Simonは相変わらずクールでしたが、さすがThe Cureの屋台骨。

抜群の安定感でバンドを、楽曲を支えていました。

バンド随一のルックスも健在でしたね。

これ、色眼鏡なしで"Disintegration"期に匹敵する最強ラインナップじゃないでしょうか。


そして自分はというと、3時間、ずっと心底笑って、叫んで、踊って、泣いて、本当に楽しみました。

こんなに自分の感情を素直に開放できたことはありませんでした。

Robertと、そしてThe Cureというバンドに出会えて、心底幸せだと思いました。

自分はこの日のことを一生忘れないでしょう。

ありがとう、The Cure。

そしてきっとまた会いに行きます!

それが日本だといいけど、一度は海外も行ってみたいかな...。

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