2012年。3rdアルバム。
Bandcampでのみリリースされた、9曲入りアルバム。
その名の通り、ダークな楽曲中心の構成。
サウンドは前作と異なり、ノイズギターやビートはかなり控えめで、アンビエント&エレクトロニカの要素が強くなっている。
ギターでは、JoeyとおなじみのPerry Peloneroの2人に加え、Jarek Leskiewiczという人物が新しく参加。
このJarek LeskiewiczはNaked On My Ownというポーランドのバンドのメンバーのようで、"Changeless"という楽曲でSPC ECOと共演している。
簡単に全曲紹介。
"Dark Notes (intro)"
オープニングナンバー。ドローンとRose Berlinのウィスパー・ヴォイスが交わり、静謐でメランコリックな旋律を紡ぎだしている。ずっと浸っていたくなるという、背徳感伴う心地よさがある。
"Rip It All Home"
アルバム唯一の明るめの楽曲でノイズギターも適度に活躍。
"Let It All Down ( In The Dark )"
同じフレーズが淡々と繰り返される、ミニマルっぽい曲。
"Catch Me"
"Dark Notes (intro)"と同じタイプの曲調。メランコリックなメロディーラインが美しい。
ほとんどリズム楽器が入っていないこのような楽曲があるのが、今作の特徴。
実はDean Garciaの別プロジェクトINKRAKTAREで"See Me All"という名前で2009年に発表されている曲と同じ曲。
"La Casa De Los Ojos"
"Give You Nothing"に似た、ざらついた感触の曲。
ヴォーカルにエフェクトがかかっているが、個人的には好みではない。特に声が好きなアーティストとなると余計に。
"The Subway Voice"
ほとんどインストゥルメンタルの曲。
"Won't Be Long (Sun Is Gone)"
1stアルバムに近い、スローテンポでドリーミィーな曲。
リズムが大人しめなので、こちらの方が暗めに感じるかも。
"One In A Million"
これも不穏さ漂うダウナーな曲。
"Dark Notes (outro)"
12分におよぶ、ミニマル・ダーク・アンビエント。
余談だが、ほんの数日だけ"Rip It All Home"が"Think About It"という楽曲名で掛け値で売られていた時期があった。
実はスリーヴ画像もリリースした直後とは変わっているなど、ネット販売の自由さが伺える。
収録曲
01: Dark Notes (intro)
02: Rip It All Home
03: Let It All Down ( In The Dark )
04: Catch Me
05: La Casa De Los Ojos
06: The Subway Voice
07: Won't Be Long (Sun Is Gone)
08: One In A Million
09: Dark Notes (outro)
参加メンバー
Rose Berlin Voice and Words
Dean Garcia Bass Drums Guitars Keys and Programming
Joey Levenson Guitar
Perry Pelonero Guitar
Jarek Leskiewicz Guitar
Mark Wallbridge Space boards FX
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