2001年。4thアルバム。
Deepers史上唯一の二作連続で同一メンツによって制作されたアルバム。初回版はスリーヴケース入り、ポスター付き。
初の試みとして、デフォルトで歌詞カードが付いている。
Narasaki自身の出自もあって、これまでのDeepersサウンドのベースはデスメタルであったが、Ichimakiの加入がきっかけとなってこの作品では、My Bloody Valentineに代表されるシューゲイザースタイルにシフトしている。
おそらくNarasakiは(しばらくは)この路線で進んでいくつもりだったと思われる節があるのだが、Ichimakiが産休のため事実上脱退したことにより頓挫してしまうことになる。
テーマが「ラヴ&デス+ポップ」ということもあり、内容はこれまで以上に聴きやすさを前面に出した仕上がりになっている。
もちろん、十八番のジェットコースターのようにジャンルが変わるDeepers節も満載。
歌詞カードが添付されたことにより、今まで議論の的となった歌詞が明らかになったわけだが、Narasakiの年齢を無視したメルヘンさも衆目にさらされることになってしまった...。
この頃のライヴに何度か足を運んだが、バンドとしてとてもまとまっていて演奏の完成度が高かった。Deepersとして最も充実していた時期だと思っている。
また、ファンもDeepers生粋のファンがほとんどだった最後の頃ではないかな。(これ以降Narasakiが大槻ケンヂのバンド・特撮に参加したり、Plastic TreeのAkiraがサポートとして参加したことによりそっち系の人たちが増えた。)
ライヴのラストでは、ジャケットのダンボール怪人(勝手に命名)が登場し、ステージ上でバットを振り回しながら客席にプレゼントを配るのが定番だった。
あとKawanakaの名前が「Yoshio」になってしまったのもこの時期だった。なぜヨシオなのか、それは永遠の謎である。
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