2008年11月3日月曜日

The Cure/In Orange

1987年11月。





南仏のオランジュにある古代の円形劇場にて行われたライヴを収録したライヴビデオ。

映画館での公開を想定して制作され、実際に世界各地で公開された(日本も含む)。

監督はおなじみのTim Pope。

オープニング曲(The Gloveの"Relax")にのって颯爽とステージに現れたRobertが、おもむろに頭髪を投げ捨てベリーショートヘアを披露するという衝撃のシーンで、ライヴは幕を開ける。
(インタビュアーに一々髪型について聞かれるので、面倒くさくなって切ってしまった、とのこと。)

夕暮れ時に始まり、中盤頃からは日が完全に落ちて、闇夜にライトアップされる円形劇場がCureに相応しく非日常的かつ幻想的である。

前列に位置する観客はみな好き勝手に騒ぎまくって、まるで押し競饅頭のように揉みくちゃになっている。よく喧嘩にならないもんだ...。

後列の人々の呑気さとの対比がとても面白い。さすがフランス人。

キーボードがLolなので音がチープなのが難点だが、得意の前屈ポーズが見られたり、1曲目が終わった時点で水を飲みにいったり、難しいパートは全部Porlが弾いていたり(ギターも弾きながら!)と、Lol関連の見所が多いので良しとする。

選曲は"The Head On The Door"までのベストといえる顔ぶれ。

メンバー間の関係も良好そうで、演奏にも余裕が出てきている。

全体的に若干音の迫力に欠けるが、そんな中でも"Push"、"Six Different Ways"は必聴の出来。

なお、パッケージには24曲目として"Sweet Taking Guy"という曲がクレジットされているのだが、残念ながら(?)収録はされていないようだ。

さらに余談だが、奇しくも同じ頃同じようなライヴビデオ("101")をリリースしたDepeche Modeは、本作品に対し以下のようにコメントしている。
テーマもへったくれもないライヴ・フィルムは最低だよ。この前キュアーのを見てがっかりした。あんなものは無意味だね。
まあ感じ方は人それぞれなので異を唱えるのも無粋かと思うが、個人的にはDepeche Modeのビデオこそ、感じるものは少なかったな...。

日本盤情報
リリース日
88年
発売元
ビデオアーツ・ジャパン
収録時間
113分
価格
5,974円(tax in)

収録曲

01: Shake Dog Shake
02: Piggy In The Mirror
03: Play For Today
04: A Strange Day
05: Primary
06: Kyoto Song
07: Charlotte Sometimes
08: In Between Days
09: The Walk
10: A Night Like This
11: Push
12: One Hundred Years
13: A Forest
14: Sinking
15: Close To Me
16: Let's Go To Bed
17: Six Different Ways
18: Three Imaginary Boys
19: Boys Don't Cry
20: Faith
21: Give Me It
22: 10:15 Saturday Night
23: Killing An Arab

参加メンバー

Robert Smith
Simon Gallup
Porl Thompson
Boris Williams
Laurence Tolhurst

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