2007年8月6日月曜日

23 Years

23年ぶりの来日を果たしたThe Cure。





巷では色々といわれていますけど、とりあえず、15年間待ち焦がれた、とある一ファンの独り言です。

まず、どんな形であれ、来日したことに意義があります。やはり一番の宣伝になりますしね。

それから至近距離で生の姿を見られたのも、とても嬉しかった。Just Like Dreamって感じでした、本当に。

セットリストはやはりフェス向けってことで、ライトな曲が多かったですけど、しかしそこはThe Cure、ダークな楽曲もちゃんと混ぜていました。

まあ、そういったダーク系の曲は俄かファンにとってはとても退屈だったようですけど。

The Cureって、はっきり言って万人受けするタイプのバンドではないので、初めてその場で聴いた人なんかはツマンネーって思ったかも知れない。

でも、The Cureのいいところは、そんなライトファンも納得できる楽曲があるところ。

ライトなファンにはGreatest Hits系の曲で躍らせて、コアなファンには、Trilogy系の曲で泥沼に陥れる。

これが並立していて、ライヴでもちゃんとやってくれる。

そんな懐の深さがやはりThe Cureの魅力の一つなのです。

できれば、日本のファンもこういった面を理解してほしいなぁ、と思いました。

("Friday I'm In Love"でおお盛り上がりして、"The Kiss"では途端にテンション下がるんだもの。暴れるのなら徹底的に暴れてほしい。)

次にサウンド面ですけど、残念ながら物足りなかった。

シンセがいないのは厳しいと思う。

個人的に、Rogerがいないのは本当に痛かった。

不可解な解任劇が尾を引いて、今の面子にはまだ不信感が残っています。

Porlのギターなんか縦横無尽で頑張ってたんですけどね。

でも、やっぱ足りない。

意外に演奏ミスもしてました。

RobertはLullabyで音外していたし、SimonもA Forestで変な音出していた。

できれば、次はTrilogyクラスの演奏が見たいなぁ。

でもまあ、Robert始めみんなご機嫌だったみたいだし、23年前に比べれば日本の観客のノリもだいぶこなれてきただろうし。

気に入って、また来てくれないかなぁ。

ライヴ中は、客のノリが悪いって、Robertが不機嫌にならないかってヒヤヒヤしてました。

でもやっぱりThe Cureはプロだけあって、力を抜かないで全力で演奏していました。

まあ、当然なんですけど、でも嬉しかった。

最後に、メンバーの印象。

Jason。ごめん、直接見えなかった。でも、スクリーンではさすが最年少、とても若々しかったです。

Porl。痩せました?スキンヘッドが似合ってました。RogerとPerryの解雇があなたのせいでないことを祈ります。

Simon。若かった。いつもの動作でステージを動きまわってました。やっぱりカッコイイです。

Robert。痩せました?思ったよりスリムでした。そしてこれまた若かった。スカートがよく似合ってました。動作は相変わらずキュートです。アンコールでちゃんとお化粧直してくるところとか、いいなーって思います。もちろんすぐ落ちちゃうんですけど。

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